インターネット古本屋への道

ネット古本屋の志願者のための入門講座です
2002年3月5日創刊の下記メルマガに連載したものです
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インターネット古本屋への道 第8回》(2002.6/14)
(6.「ホームページのアップとリンク依頼などの宣伝」で追記
(ロボット型検索エンジンへの一括登録)
 前回、その効果のほどは判らないけどと記した「ロボット型検索エンジンへのURLの登録」ですが、下記サイトで一括登録ができます。エンジンによっては効果があるとも書いてありました。私もダメ元と思い、新リストのページを登録してみました。なお、このサイトに、infoseekの場合は「検索エンジンに登録されたいページは個別に申し込む必要があります。」と注意書きがありました。最近、Google以外のロボットを意識したことがなかったので、失念していましたが、infoseekはリンクをたどって自動巡回してくれるシステムではなかったようです。
ロボット型検索エンジン一括登録

7. 受注連絡メールと売り切れ表示
 注文メールが初めて入ったときは、うれしいものです。何たって注文があってこそのネット古本屋ですから。その最初の感激を忘れずに、受注のメール連絡は速やかに出すよう心がけたいものです。

(売り切れ表示)
 注文が入って真っ先にする作業は、サイト上の通販リストでの売切表示です。メール連絡の方を先にしても若干の時間差かもしれませんが、同一商品で注文が重複してしまう可能性の芽を早く摘むため、私はまず売切表示をしています。その表示方法は、当初は整理番号と価格に取消線を入れていましたが、Googleでは取り消し線が表示されないことに気が付き、その後「SOLD」(現在は「売切」)の文字も入れています。
 ネット古本屋を度々利用している人は経験したことがあると思いますけど、探していた本をやっと見つけて喜んで注文メールを出したら、売り切れましたという返信メールが届き、ガックリきたということが。こんなことが同じ店で二度あったら、お客さんは悪い方の意味で、しっかり店名を覚えてくれます。注文が入った時点で、売約なり、売切の表示がなされていれば、そうそう起こり得ることではないのですが、悪質になると、何も表示せずにそのままずっと放っておく古本屋もあるとのことです。
 以前、とある掲示板で「売り切れ表示」か「削除」かで話題になったことがありますが、ネットでウロウロする人のなかには、まだ買うつもりはないけれども、その本の情報を求めている人もいます。また、私のサイトが特殊なのかもしれませんが、元々手放すつもりのなかった蔵書でネット古本屋を始めたということもあって、サイトの中に「販売済みリスト」のコーナーを作って情報としても残しております。
 「売り切れ表示」か「削除」か、どちらの方法を取るかは、個人の好みもあるかと思いますが、これをちゃんとしておかないと、自店の評判を落とすことにつながりますので、できるだけ速くすることをおすすめします。
 なお、夢の屋の場合は、昨年秋からEasySeekにも支店ができ、自サイトにリストをアップした後に、同じものをEasySeekにも出品しておりますので、どちらで注文が入っても、両サイトでの作業が必要となります。(EasySeekでは誰かが注文した時点で売約のような表示がされますので、ダブリの受注は起こり得ません。)

(受注の連絡メール)
 私自身時々ネット古本屋を利用して本を購入していますが、注文を出した日の翌日までに受注した旨のメールが届かないと、不安になります。誰かに先を越されたのだろうか、何かの事故でメールが届いていないのではないか、などと。そうした不安をお客さんに抱かせないためにも、受注の連絡メールはできるだけ速く出したいものです。夢の屋には、店にしかパソコンがないので、営業時間の夜9時までに届いたものはその当日、それ以降のものは翌日に受注のメールを出しています。せめて、24時間以内には出すように心がけましょう。
 と書いた私ですが、これは先日実際にあったことですけど、店の定休日に店へ出てくるのをサボリ、受注のメール連絡がその翌日の夕方近くになったことがあります。そうしましたら、連絡遅れが理由と思われるキャンセルメールが入りました。私もそうですが、イラチ(せっかち)の人もおりますので、連絡は速めに。
 なお、本業を別に持ってのネット古本屋ということになりますと出張が入ることもあるでしょうし、正月や夏には旅行することもあるかと思いますが、そういったときには緊急の場合を除き、「○□の事情により、何日まではメールの確認ができません」というようなお知らせをサイトの目立つところに掲示することが必要だと思います。

(後払い方式や代金引換の場合の受注メール)
 夢の屋は前払い方式のため、後払い方式や代金引換についてはネット古本屋としては体験していないため判りませんけど、その方式で購入したときには、必要経費を含めて総額いくらになるという確認メールが来ました。また、人間ですから、そんなにかかるのなら要らないとか、気が変わるという可能性もありますので、受注メールを出し、了解した旨の返信が届いてから、発送した方が良いと思います。代引を実際にやっているネット古本屋さんに確認したところ、受注メールに対し一週間以内に返信メールがない場合、キャンセル扱いにしているとのことです。代引制度には受け取り拒否もありますから、受注即発送とはしない方が良さそうです。

(メールの管理など)
 注文メールのフォルダと発送済みのフォルダを作り、発送し終わったら、そのメールをフォルダ移動させています。また、受注の連絡メールなどは、毎回決まった様式で済むので、いくつかの定型文を作って置きます。受注のメールには、本代金の他に冊子小包料金などの必要経費を記載する必要がありますので、表ソフトで受注と送金必要額などを管理し、必要部分をコピーして、受注の連絡メールに貼り付けております。ですから、データの貼付やすい受注メールの様式になっています。

(通販注文者への連絡ページ)
 夢の屋の独自なものなのか、どこかの古本屋さんの真似をしたものか、わかりませんけど、「通販注文者への連絡ページ」というのを設けています。これは、土日及び祝日に冊子小包でも集荷してくれることを知らなかったとき、お客さんにすると入金したのに、まだ確認されていないのか、発送はまだかという不安があると思い、入金確認日(郵便振替の入金通知票が届いた日)と発送予定日をお知らせするために作ったものです。
 当時、金曜の遅い時間に入金確認したものについては休み明けの月曜、月曜が祝日などの場合は火曜と発送が遅くなっていました。かといって、間違いなく入金されてますとか、発送は何日になりますとわざわざ連絡するのも億劫でしたので、連絡ページでお知らせしたわけです。また以前は、発送した旨のメール連絡も出していなかったので、それを知らせるという目的もありました。
 現在は、遅くとも入金確認日の翌日には発送しており、また、発送のメールも出すようになりましたので、当初の目的から見ると連絡ページは不要になったのかも知れませんが、顔の見えないネット古本屋ですから、受注状況や入金と発送の日付も確認できるので、注文しようかどうか迷っているお客さんに対し少しは安心感を与えているかなと思い継続しています。
 

(次回は、「 8. 商品の発送」などについてです。)

第9回 8. 商品の発送 9. その他
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 質問などがございましたら、メールをお願いします。経験した範囲でしか判りませんけど、答えられる限り説明したいと思います。

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