インターネット古本屋への道

ネット古本屋の志願者のための入門講座です
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インターネット古本屋への道 第7回》(2002.5/29)
(4.「支払いと送料」での追記
(送料の着払)
 郵便事故が心配だと以前書きましたが、私も名前だけは知っていた「料金着払」というシステムについて、実際に活用されているネット古本屋さんからメールでご教示いただきました。これは書留のように事故があった場合に賠償されるという制度ではありませんが、「送料プラス手数料20円」を受け取り時に支払うというシステムですので、商品が手渡しされるわけですから、郵便受けからの盗難という事故は防げます。事前に受取人から「料金着払」で送る旨の承諾を得ておけば、冊子小包の同様に記載し「料金着払」と断って窓口(集配)などで出せば良いそうです。
 なお、受取人不在の場合の取扱が心配だったので、「郵便サービス案内センター」に電話で確認しましたところ、書留郵便のように連絡票を入れるので、最寄りの郵便局で受けとることも可能ということでした。事故が一番心配なネット古本屋としては、「料金着払」は使えそうなシステムです。

(冊子小包の集配局)
 同じ方からメールで下記サイトを教えていただきました。ここで自分の住所を管轄する集配局が確認できます。
http://www.post.yusei.go.jp/po_search/index.htm
 なお、このサイトには掲示されていませんが、私のところの担当課には直通のフリーダイヤルがありますので、皆さんもフリーダイヤルの電話番号を確認してください。

6.ホームページのアップとリンク依頼などの宣伝
(ホームページのアップ)
 ある程度の量の通販リストを作成し、自店の通販システムなども決定して、個々のページも出来上がり、サイト内のリンク切れチェックも終わったら、やっとホームページの公開です。公開するためには、作成したページをサーバーにアップロードする必要があります。(そのためのフリーソフトが各種あります。最初は初めて見る画面にとまどうかもしれませんが、要は慣れです。)
 私自身は貸本屋としての自サイトをアップする前に、色んなコンテンツがもっと出来あがってからの公開にするかどうか悩みましたけど、ネット古本屋の場合は本のリストにそれなりのボリュームさえあったら、アップロードのゴーサインだと思います。
 アップロードが終わった時点では、友だちにホームページを作ったよと知らせて見てもらうくらいのもので、あなたのお客さんになるかも知れない本好きの誰もあなたのサイトが出来たなんていうことを知りません。つまり、このままでは誰も訪れてくれません。自分のネット古本屋が開店したという宣伝活動をしなければなりません。

(リンク依頼)
 ネットを始めた当初、私は、本の探し物ではなく、古本屋・出久根達郎さんのエッセイのような古本にまつわる面白い読み物やそれが話題となっている掲示板などを探してウロウロしていました。その基点の代表格となったのが、愛書家ホームページ(マンガなどの古本屋さんリンク集など)や今はもう無くなった「古本屋さんに行こうよ! (後のふるほん横町)」でした。ホームページを作り、後にネット古本屋を開業したときに、真っ先にリンクに加えてくれるようここに依頼しましたが、後に行ったアクセス元解析(どこのリンクをたどって来訪したかが判るサービース)では、この2サイト経由の来訪者数が飛び抜けていました。
(最新のアクセス元解析では、一般の検索エンジンを除くと、「OldBookMark - 古本屋散策の栞」に設置されている「OBM的古本検索」を利用してのサイト来訪者が第一位で、「愛書家ホームページ」のリンク集からが第二位です。「OldBookMark - 古本屋散策の栞」に古本屋として登録されると、「OBM的古本検索」の作家名や書名のキーワード検索の対象となりますので、ここへのリンク依頼を真っ先にすべきだと思います。)
 なお、古本ファンは古本屋さん関連のリンク集をたどって来訪することが多いので、ネット古本屋を始めようと決心したら、自分のよく利用している古本屋関連サイトは意識的にチェックしておいて、開業と同時にリンク登録の依頼をするようにしましょう。
 夢の屋の場合はどうだったかは、夢の屋の「リンク集」や「ホームページ作成日記」、どこが効果的かは各種「アクセス解析」のページで確認できます。
 また、今後まだまだ増えるであろうネットの古本ファンのためにも、自分が色々利用した本関連サイトのリンク集を設置して情報として伝えましょう。(お気に入り・ブックマークのサイトをいくつかに区分してリンク集を作るだけですから、大した手間はかかりません。作っておくと自分自身が一番重宝します。)
 私はホームページを開設してから、サイトの種類は関係無しに無料であれば何処でも多数リンク登録いたしましたが、アクセス元解析で見る限りでは、キーワード検索を除くと、ネット古本屋への来訪者は古本屋及びその関連サイトのリンク集と、夢の屋はマンガ通販が主なのでマンガ関連サイトからが大半を占めています。
 後述するロボット型検索エンジンGoogleは、書名などのキーワード検索で訪問者を通販リストのページへ呼び込んでくれることになるわけですけど、Googleにはページランク≠ニいう評価機能があって、それぞれのページをランク付けしており、ランクの高いページが検索結果の上位に表示されることになります。例えば、50軒のネット古本屋に同じ本があった場合、値段の比較という点を除けば、お客を呼び込むという意味では、上位に表示されるほど優位だということになります。(該当する本の検索結果が何ページにも亘った場合、なかなか後ろのページまで確認するのは億劫ですから。)このページランクに反映されるのが、自サイトがどんなサイトとリンクしているかですので、この点でも優良なサイトにリンクしてもらうということは重要となります。(私が色んなサイトにリンク登録してきたというのは、商売は目立ってナンボ$ク神からですので、このページランク≠意識したわけではありませんし、ホームページをアップした当時はまだGoogleそのものがありませんでした。)
(「リンク依頼」の関連で補足)(メルマガ第11号7/23)
 自分の探している単行本や雑誌について、はっきり知識を持っている場合(本の題名、雑誌の号数など)は、キーワード検索などで「一本釣り」すれば済みます。一方、実店舗の古本屋巡りをした場合、「こんな本が出ていたのか」という出会いがあって買うこともよくあることで、ネット古本屋の場合にも、何となくウロウロして「これは面白そう」とか「この本は知らなかった」と購入することがあります。その場合、自サイトへの呼び込みの基点になるのが自店と共通する分野に強い古本屋さんや古本屋関連サイトとのリンクだと思います。
 まだ、EasySeekに出品していない頃、注文フォームで、「今回初めて夢の屋のホームページに来訪してご注文の方にお伺いします。どちらのホームページで夢の屋のことを知りましたか。」と尋ねてみました。有効回答数は59件と少ないですけど、これを見る限りでは、リンク集などを基点に古本屋さんをウロウロし、探している本などがあったので注文する、という人が意外に多いことが判ります。選択肢と回答数などは下記ページにあります。(ここには、都道府県別客数(実数値)のデータもあります。)
http://www.d3.dion.ne.jp/~yumeya/access-kyaku.html

(検索エンジンへの登録)
 次に検索エンジンですが、これには登録型(サイト検索)とロボット型(キーワード検索)があり、ロボット型検索エンジンの場合には上記のリンクをたどって自動的に巡回がやってきますが、サイトアドレスURLの登録を受け付けるロボット型検索エンジンもあります。ただ、ロボット型検索エンジンへのURLの登録手続きが、検索結果反映のスピード化にどれほどの効果があるのかは確認できていません。
 登録型検索エンジンには、大別して二つあり、ヤフーに代表されるような審査を通ったサイトが登録されるというタイプと基本的に登録してくれるタイプです。これらの検索エンジンへの一括登録申請ができるサイトには色んなところがありますが、検索エンジンによって、サイト説明の文字数やキーワードの数が様々なので、一括登録サイトの説明を予め読んで複数の候補をテキスト文書などで作成しておきます。
 なお、サイト名やホームページアドレス、メールアドレス、住所、郵便番号、電話番号、氏名など、いつでも必要となるものは、1字で単語登録(ワープロソフトの機能)しておくと、後述するメルマガへ投稿も含め色んな宣伝作業がし易いです。夢の屋の場合、「あ」は「http://www.d3.dion.ne.jp/~yumeya/」と「www.d3.dion.ne.jp/~yumeya/」、「め」は「」という具合に。
 ロボット型検索エンジンではその性能から現在最も人気の高いのは前述したGoogle(Yahoo!JAPANもキーワード検索ではGoogleと提携)ですので、自分サイトの通販リストがGoogleで検索されるようになったら、探している本を求めて来訪者も増えてくるかと思いますが、Googleはその巡回の間隔が結構長いので、通販リストの更新や新設ページも含め、定期巡回がやってくるのを気長に待つしかないようです。(Google対策で何か秘策があったら誰か教えて〜)

(Yahoo!JAPAN)
 何たって一番有名な登録型検索エンジンはYahoo!JAPANですから、サイトを開いた誰しも何とか登録されたいと願うのは当然でしょう。夢の屋はネット通販開始前にマンガ貸本屋のサイトとして申請し登録されました(10/21申請で12/15登録)。ただ貸本屋のホームページとしては宣伝効果が感じられず、通販を始めたときに、ネット古本屋に説明変更してくれるよう依頼し変更されました。その後見直しがあったようで、現在は「古本の販売、貸本。」という説明で登録されています。もし、貸本屋(貸本という説明で登録されているのは現在二件のみ)ではなく当初から古本屋として登録申請していたら、恐らく登録されなかったのではないかと思います。申請当時は知りませんでしたが、その後調べてみたら、Yahoo!JAPANへの登録の道のりは狭くて険しいようですので。

(宣伝用メールマガジン)
 各種のホームページ無料宣伝用のメールマガジンが発行されており、これにも一括投稿できるサイトが多数あります。ただ、そのメルマガ購読が条件となっていることが普通で、毎日色んなメルマガが多数届きアップアップしたというのも今は懐かしいです。せめて自分のサイトが掲載されるまでは購読し、有益な情報を提供してくれるメルマガ以外は解除した方が無難です。(メルマガが多数届くのは嫌だという方は、即購読解除もできますけど、私の場合はメルマガで宣伝されるのが何せ初めてのことだったので、一応掲載されるのを確認していました。)
 なお、メールマガジンによるサイト宣伝の効果のほどは、よく判りませんでした。ただ、発行部数の最も多かったメルマガに載ったときは、トップページのカウンターが異常に跳ね上がりましたので、宣伝投稿するのであれば、発行部数の多いメルマガを選んだ方が良いと思います。皆さんもホームページ宣伝のメルマガをいくつか購読していると思いますが、色んなジャンルの多数のサイトの中から選んでクリックされる確立はかなり低いと思った方がよいので、その効果についてはあまり期待せずに…何たって無料ですから。(本好きのための、店の得意ジャンルについての無料宣伝用メルマガでもあったら、効果はあるのかもしれませんけど。)

(有料のサービス)
 ホームページをアップすると、色んなところからサイト宣伝や商品宣伝に関連した有料サービスの案内メールが届くかと思いますが、古本屋は一点限りの商品を扱う商売ですから、EasySeekのように商品陳列は無料で販売実績に応じて手数料がかかるというシステムならともかく、店を宣伝するだけで、商品を並べるだけでゼニがかかるというシステムは古本屋には向かないと思っています。(ゼニを取られるのが個人的にキライなだけかも知れませんけど。)また、前述した一括登録や一括投稿にもすべてやってくれる有料サイトがありますけど、自分で地道にやると何たってタダですから、何事も勉強のつもりで…。

第8回 7. 受注連絡メールと売り切れ表示
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 質問などがございましたら、メールをお願いします。経験した範囲でしか判りませんけど、答えられる限り説明したいと思います。

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