インターネット古本屋への道

ネット古本屋の志願者のための入門講座です
2002年3月5日創刊の下記メルマガに連載したものです
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インターネット古本屋への道 第3回》(2002.4/2)
2.通販リストの作成

 通販リストの必須項目としては、作者名、書名、巻数(全△巻、第○巻)、 出版社(同一出版社で複数シリーズのものがある場合にはそのシリーズ名)、発行年、初版・再版、 判(大きさで、文庫、新書、B6、A5など)、本の状態、価格などでしょうか。
 夢の屋の場合は、本の状態は「美、並上、並、並下、不良」の5区分で記載しています。 また、その詳細も「小口少ヤケ」や「カバー上端少痛み」などと記述していますけど、 それを客観的に書くというのは大変疲れる作業です。何たって、蔵書のあら探しをしているわけですから。 夢の屋の主力分野であるマンガは、この状態についてのこだわりを持った人が一番多い分野かもしれません。 個人的には、読めれば状態など悪くても安ければ良いという方ですが、そうでもない人の方が多そうです。 また、帯付きにこだわって探している人もおりますので、帯付きの場合はその旨を記載。

 本好きの皆さんでしょうから、ネット古本屋での購入経験があると思います。 購入する立場で自分なりに最低限記載して置いて欲しいというものを記載すれば良いと思います。 そして必要があれば、本の整理番号も。 本棚の番号や箱の番号などを付けておくと、どんどん商品数が増えても、注文が入ったときにまごつくことがないので。

 私は、時には主な収録内容を記載したりなどしますけど、 元々手放すことなど考えていなかった蔵書によるネット古本屋のため、 その内容情報ぐらいは残して置きたいということと、 誰かが情報を求めてキーワード検索するかもしれないということから、 できるだけ記載するよう心がけ、また販売済みリストとしても残しています。 それが情報発信となって注文に結びつくことはありますが、収録内容を記載する時間があったら、 より多くのリストを打ち込んだほうが、売り上げには直結すると思います。 何たって全て承知の上で探しているという人も多いですから。 ただ今後どうするかは、私自身も迷っています。 収録内容などを打ち込む時間と販売済みリストを管理する時間がやはりちょっともったいないかなと。 特記事項だけ打ち込むようにすると、リスト作成作業もかなり楽になるので。

 表作成のソフトやホームページ作成ソフトなど色々あるかと思いますが、 受注や送金必要額などの管理と連動させるため(自分のやり方しかしらないので、 他の人がどうやっているのか全く無知)には、 表作成のソフトで通販リストを作成しておくと色々な関連表をコピー・貼り付けで簡単に作れ管理しやすいと思います。

 また、あくまで私の場合ですが、本業の貸本屋がどんどんダメになり、 ネット通販を始めるしかないなと思った時にまずやったことは、 自分の蔵書台帳を見ながら、通販で手放しても良いマンガ家別の蔵書リストの作成でした。 蔵書の多いマンガ家のものは、出版社シリーズ別に区分しながら。 貸本屋のホームページを先に開いていたので、ある程度ネット古本屋開業の準備が出来た時点で、 この蔵書リストを、マンガ家名と本の題名だけの通販予定リストとして公開しました。 パソコンのキーを打つスピードが遅いため、一回の更新で追加できるリスト量には限界があるなと思ったので、 事前にまとまった予定リストを打ち上げておけば、注目してくれるサイト来訪者がいるだろうと考えたからです。 やはり、個人の蔵書を手放すネット古本屋が近々開店するらしいというので、 マニアの間では開店前に少しは注目を集めました。 通販予定リストの公開という方法は、あくまでマニア受けしそうな蔵書を そこそこ所持している場合にしか使えないとは思いますけど。

 ひとつ、先輩から。これはリスト作成に限ったことではありませんが、 何かの作業をしているときにはこまめに保存をしましょう。 色んなソフトを平行して使っていると、いつ何時フリーズなどの異常事態が起こるかわかりません。 新たに打ち込んだものが全て消え、最初からまた打ち直しというのは、精神衛生上極めて良くないので。

(次回は、「ホームページの作成」についてです。)

第4回 3.ホームページの作成
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