マンガをネットで楽しむ方法（入門）

ネット古本屋巡りの楽しさ、ネットでの古本の探し方、マンガファンのサイトについて、
相互リンクサイトのメールマガジン「マンガ少年探偵団」に夢の屋の投稿したものが、
同第13号（2000-09-27）に掲載されたので、こちらでも紹介します。

●マンガをネットで楽しむ方法（入門）●
　ネット歴約３年、ホームページを開設して１０月でやっと１年、ネット古本屋で本を購入したのは今年になってが初めてという浅い経験の私が書くのもおこがましいけれども、ネットの初心者には少しは参考になるかもしれないので。あくまで、私はこうやっていますということなので、もっと便利な方法・サイトなどがありましたら、どなたか続編をお願いします。

１　古本屋巡り
　特に捜し物があるわけではないけれど、何か良いモノをみつけたら、安いモノがあったらとマンガを扱っている古本屋をウロウロしたのが、私のネット初体験でした。こんな本が出版されていたのかと知って吃驚したこともあります。また、通販のリスト以外にも店主や店員の古本にまつわる面白い読み物があったり、盛り上がっている掲示板を覗いたり、時たまその掲示板に書き込んだりなどネット古本屋巡りも結構楽しいものです。
　そんな古本屋巡りでお世話になったサイトの代表がマンガなどの古本屋さんリンク集と~~古本屋さんに行こうよ！~~閉鎖~~（ふるほん横町にリニューアル）~~です。私がネット通販を開始したときに、真っ先に登録リンクをお願いしたサイトでもあります。
　　●マンガなどの古本屋さんリンク集は、「愛書家ホームページ」に設置されているリンク集です。現在夢の屋で無料利用させてもらっているアクセス解析の結果では、検索エンジン・インフォシークに次ぐアクセス数でしたので、それだけ利用者の多い人気サイトなのでしょう。
　　●~~古本屋さんに行こうよ！~~閉鎖は、古本屋でバイトをしているという大学生の方が開設しているサイトです。「古本屋の店員のぼやき」という面白い読み物や古本屋さんの書き込みが多い「古本屋さんの喫茶室」という掲示板があります。ここには次で触れる古本の検索機能もあります。~~（後日追記：「古本屋さんに行こうよ！」は、’０１年２月、古本屋さんやライターなどの複数体制で「ふるほん横町」としてリニューアル・オープン）~~
　どちらのサイトもリンク登録が無料なので、恐らく日本のネット古本屋のほとんどが登録しているのではないかと思います。
　もちろん、訪問した古本屋のリンク集から次々と渡り歩くというのも面白いです。
　さあ、あなたも古本屋巡りにスタートしましょう。

２　古本探し
　特定の本をずっと探しているという場合は、個々の古本屋のリストを次々と覗いていたら、時間も接続料もきりがないので、検索エンジンを利用するか、探求書として登録するという方法があります。
　検索エンジンを利用して特定の本を探す場合は、当然のことながら、ヤフーなどの登録型ではだめで、巡回ロボット型検索エンジンを利用しなければなりません。１で触れた夢の屋のアクセス解析によると巡回ロボット型では、アクセス数の多い順に
●インフォシーク
●フレッシュアイ
●InfoNavigator
などとなっています。
（後日の追記：ヤフーがロボット型検索エンジンｇｏｏのサイトと提携したので、現在ではヤフーでもマンガ家名や作品名で古本探しができるようになりました。）
（2001.4/12追記：後発のロボット型検索エンジン●ＧＯＯＧＬＥは目的のページがヒットし易いので私もよく利用していますが、これを使って当サイトに来訪する人が増えています。）
　キーワードとして、書名やマンガ家名を入力して検索ボタンを押すと該当するものがあれば、その本について記載されているページが検出されます。なかにはファンのサイトや評論・エッセイのページ、新刊リストなどが検索される場合もあります。それぞれ若干の説明が付いていますので、古本屋さんを選んでリンクをクリックしましょう。複数の古本屋さんが検出されたら、価格などで折り合う古本屋さんを選ぶだけです。
　また、１で紹介した●古本屋さんに行こうよ！（ふるほん横町にリニューアル）にも「日本の古本一発検索」という検索サービスがあり、「古本屋さんに行こうよ！」（ふるほん横町にリニューアル）に登録した古本屋さんのなかを検索してくれます。使い方はロボット型検索エンジンと同じで、現在は一週間に一度データを更新しています。ここは古本屋さんだけが対象なので、上記のファンのサイトなどが検索されることはありませんが、私・夢の屋も登録していますので、貸本リストが検出されたらご容赦。私はここの検索で北原文野（誰も知らないだろうな）と三原順の作品を安くゲットしました。
　なお、古本屋さんは在庫品全てをホームページに載せている訳ではなく、また日々の入荷もありますので、一度の検索で諦めることなく、定期的に検索しましょう。その未掲載品・新入荷品までを視野に入れたのが、探求書として登録する方法です。
　　●EasySeek 探しものお手伝いサービスでは、探し物として登録された本をホームページで公開するとともに、本のリストを加盟古本屋に毎日メール配信しております。古本屋側はその在庫があった場合、価格などの条件を探している本人にメールで連絡し、条件が折り合ったら販売ということになります。古本屋からメール連絡がない場合、現在在庫がないということですので、探す期限を延長しましょう。私は探している本をここに登録したことはありませんが、加盟古本屋として何度も販売したことがあります。
（後日の追記：EasySeekに古本屋として登録している立場で思うのは、目安価格を是非明示してください。私は目安価格がない探し物に対しては、在庫があってもメール連絡をしないことが多いです。目安価格が明示してあると当店の通販リストの価格と対比でき、これならばひょっとしたら購入してもらえるかもしれないとメール連絡をすることになります。）
　あなたの長年探している本が上記の方法で見つかればイイのですが。

３　マンガファンのサイト
　ある程度特定のマンガ家にこだわると、単行本未収録作品を読みたい、未収録作品は一体何なんだ、どの雑誌に掲載されたのかなどが気になり出します。未収録作品はその雑誌を入手する以外に読めないので、情報を得たところで古本探しのスタートとなります。（東京にいたならば、現代マンガ図書館を利用できるのですが）また、好きなマンガ家について、思う存分同好の士と掲示板で語り合いたい時や、自分の好きなマンガ家・作品が、世間であまり評価されていないと、応援演説をしたくなる時もあります。長年ずうっと気にかかっていることがあるんだけど、誰か教えて欲しいという時。
　そういった時には、色んなマンガファンのサイトがあります。特定のマンガ家や作品に限定してのサイト、マンガ全般ＯＫというサイトなど様々ですが、この●マンガ少年探偵団もこういうファンサイトの一つということになります。
　あるマンガ家・作品の情報が必要になったら、ファンのサイトへ行くに限ります。
　私がよく利用しているサイトは、●マンガ Link で、ここには「ファンページ」というリンク集があり、お目当てのマンガ家のページに飛ぶだけです。好きなマンガ家についてとは言え、よくこんなにも調べたものだという驚かされるサイトがたくさんあります。当然のことながら、サイト管理者ひとりの情報収集力には限界がありますので、探求情報がそのホームページの利用者から提供され次第更新するという現在増殖中のサイトが多いです。この私も誰も作ってくれない「永島慎二」さんのページを作ろうと着手はしたのですが、遅々として進んでいません。マンガ Linkにはプロ漫画家(オフィシャル)のリンク集もあります。
　最後に紹介する●ま・ん・ぱ・らは、皆さんそれぞれのマンガ家・作品への思い入れを書き込むことによって、どんどん増殖しているというサイトです。９／８現在で、作家館に354作家収録、作品館に683作品収録という状況になっています。ここを訪問したときに、２で触れた私思い入れの北原文野さんについてのコーナーがまだなかったので、早速投稿して作ってもらいました。
　ファンのサイトというのは、あまりにもたくさんあり過ぎて、私もそのほんの一部をかいま見ただけにすぎず、まだまだ増えていく分野だと思いますが、皆さんそれぞれのお気に入りページを見つけましょう。
　

　結局、紹介した全てが夢の屋のリンク集からということになりましたが、自分のお気に入りでリンク集を作ったのですから、当然の帰結ですか。夢の屋の●マンガ関連リンク集には、ここで紹介しきれなかったホームページがまだまだありますので、よろしかったらどうぞ

2001.5/4　上記を踏まえ、新たに古本探しのテクニックのページを作成しました。一部は重複しますけど、ご容赦。

古本探しのテクニック５／４ＮＥＷ　ＴＯＰ