スティーヴン・バクスター、中原尚哉/訳《題名》タイム・シップ 全2巻(ウェルズ「タイム・マシン」の公認続篇)、《出版社/発行年/サイズ》早川書房/ハヤカワ文庫SF、1998初、文庫、帯つき ★(上巻カバー裏表紙の解説)「1891年、時間航行家はタイム・マシンに乗り、ふたたび未来へ旅立った。タイム・マシンを発明した時間航行家は、最初の時間旅行から帰還したものの、野蛮なモーロック族に拉致されたエロイ族の少女ウィーナを忘れられなかったのだ。彼女を救うべく時間航行家は西暦80万2701年の未来をめざすが……H・G・ウェルズの名作『タイム・マシン』の続篇として遺族の公認をうけ、英国SF協会賞はじめ英米独の四賞を受賞した傑作」、★(上巻帯のコピー)「英国SF協会賞、ジョン・W・キャンベル記念賞、P・K・ディック賞、クルト・ラスヴィッツ賞受賞」/、後に星雲賞受賞、★(下巻帯から)「…本書は(冒?的な物言いであるとは承知しているが)オリジナルより素晴らしい続篇といいたくなるくらいの出来である。―アーサー・C・クラーク」、★(店主)過去へのタイムトラベルで生じるタイムパラドックスを、枝分かれした新たな世界が生まれることで矛盾を回避しているので、わだかまり無しにスッキリした気持ちで読めるタイムトラベル作品になっている。濃厚な作品なのだが「第五部 白い地球」で機械生物(ナノマシーン)が現れてからストーリーもパワーアップして展開し、このパラレルワールドには上位の層が幾層もあるらしいというスケールの大きさ。そして違和感無しにウィーナの救出に…。クラーク曰く「オリジナルより素晴らしい続篇」にはもう少し早くに出合いたかった。(2016/7/22) ★本の状態は並、小口少ヤケ、総378+383ページ、定価本体各680円 ★送料はゆうメールで90円(代引除く特約、Y69-032 |