都筑道夫《題名》妄想名探偵(アル忠/事件によって元職業がコロコロ変わる)、《出版社/発行年/サイズ》講談社、1979再、四六判ハード ★(収録内容)「「殺人事件」殺人事件」/「「横丁」殺人事件」/「「探偵小説」殺人事件」/「「完全犯罪」殺人事件」/「「別冊付録」殺人事件」/「「ハードボイルド」殺人事件」/「「殺人事件」盗難事件」/、「もと奇術師、もと商杜マン、もと数学教師、もと刑事、もと俳優、そしてもとポン引き」、★(店主)雰囲気と風貌から「アルジェの外人部隊から、帰ってきたばかりの番場の忠太郎(長谷川伸「瞼の母)」」を略して、飲み屋の常連たちは「アル忠」さんと呼んでいるが、いつも酔っぱらっているので、やっぱり「アル中」からこじつけたのかもとは読者の妄想??どこに住んでいるのか、何をやっていた人なのか、当然名前も全て謎のアル忠さんは、何か事件(短編タイトルのような奇想天外な事件)が起きると、その都度自称の元職業が変わって推理を働かせる名探偵役という連作集。事件ごとに元職業が違うというキャラクター設定が作品を面白くしている。 ★本の状態は並、小口少ヤケ、カバー上下端少痛み、総238ページ、定価950円 ★送料はゆうメールで90円(代引除く特約、Y69-018 |