ナタリア・マカロワ、ケイコ・キーン訳《題名》ナタリア・マカロワ自伝―妖精ナターシャの想い出(バレリーナ)、《出版社/発行年/サイズ》新書館、1990初、A5ハード、モノクロ写真多数収録 ★「1970年にキーロフ・バレエのロンドン公演中に亡命。以後アメリカン・バレエ・シアター(ABT)と英国ロイヤル・バレエ団を中心に世界各国数多くのバレエ団で客演するようになる」(ウィキペディア)、★(目次)「序」/「バレリーナへの道」/「ロシアで踊る」/「西側で踊る」/「エピローグ」/「訳者あとがき」/、装幀・宇野亜喜良、★キーロフでデビューした頃からナタリア・マカロワを知っているゲナディ・スコマフの書いた「序」によると、本舞台やリハーサルの直後などに語り論じられたインタビューと会話の録音テープは膨大な量になった。……「マカロワが話したがったのは最初からバレエ理論だった」……「「誰が平凡な日常生活のあれこれを知りたいもんですか」と彼女は言った」ので惜しげもなく削除……「そうこうしているうちに彼女は議論の相手が私ひとりだけではもの足りなくなり、聞き手の数を増やしたため、我々のインタビューはユニークなバレエ・ゼミナールに転じたのであった」……「…この本を、彼女はただ「最終的」な理想的口述書の第一歩ぐらいにしか思っていないのだ」。(店主)ということで、この「自伝」は、ゲナディ・スコマフという産婆役と文章まとめ役が居て初めて成った本のようです。「序」を読むと、肉体の微妙な動きなどで表現しているバレエを言葉に置き換えて伝えることのもどかしさ・むずかしさが読み手にも感じられて面白いです。 ★本の状態は並、1ページ少汚れ、カバー上端少痛み・袖折り返し上角少切れ、背割れ一箇所、奥付ページの鉛筆書き価格の消し痕、総303ページ、定価2900円 ★送料はゆうメールで350円、Y68-096 |