アイザック・アシモフ、高橋泰邦/訳、浅倉久志/訳《題名》ミクロの決死圏(文庫)全3冊、《出版社/発行年/サイズ》早川書房/ハヤカワ文庫SF、《ミクロの決死圏》1972再、文庫、《ミクロの決死圏2》1999初、文庫 ★(全3冊の内訳)高橋泰邦・訳「ミクロの決死圏(1966年SF映画の小説化)」/浅倉久志・訳「ミクロの決死圏2―目的地は脳 上下全2巻(こちらはアシモフのオリジナル)」/、★(ミクロの決死圏2上カバー裏表紙の解説)「退屈な学会の講演にうんざりしていたアメリカの神経物理学者アルバート・モリスンは、ソ連の科学者ナターリャ・ボラノーワから意外な申し出を受けた。学会から異端視されているモリスンの画期的な脳波分析の方法を証明するためにソ連に招待するという。しかも驚きはそれだけではなかった。ソ連で開発中の物体ミクロ化実験に参加して脳のなかへ入れというのだ。モリスンは実験への協力を断わるが……巨匠アシモフの話題作」、★(ミクロの決死圏2下カバー裏表紙の解説)「物体ミクロ化実験への参加を拒否した神経物理学者モリスンは、誘拐同然にソ連の極秘研究所へ連行されてしまった。そこで見たのは想像を超えるミクロ化技術の実態だった。さらにモリスンはいやおうなく、実験に参加させられ、生きている人体の脳のなかへと旅立つことになったが……アメリカ人科学者が体験する、スリルとサスペンスに満ちた人体内部の冒険の旅を、巨匠が該博な科学知識を駆使し、構想も新たに描いた話題作」、★(店主)私は比較的新しいアシモフ・ファンですけど、この3冊は至福の読書時間でした。実は、あまり期待しないで、アシモフが小説化したのだからと読み始めた「ミクロの決死圏」が意外と面白くて、オリジナルの「ミクロの決死圏2―目的地は脳」を探して即ネットで注文、バラの方が安く済んだのでバラ注文しました。最初の「ミクロの決死圏」は映画の脚本をノベライゼーションする仕事でしたから、アシモフは自由に羽ばたくことは出来ませんでしたけど、今度は"人体の中のミクロ世界の冒険"的テーマ以外の制約は無いのですから、完全にアシモフ世界です。前回の小説化の鬱憤を晴らすかのような出来栄えで読者としては大満足でした。なお、映画版と2とは全く別物ですので、どちらを先に読んでも構いませんが、作家のノリを考えたら、映画版→独自版がよろしいのでは… ★本の状態は並、《ミクロの決死圏》小口ヤケ、カバー上端少痛み、総340ページ、定価250円、《ミクロの決死圏2》小口少ヤケ、(上)小口研磨跡、総333/342ページ、定価(本体)各640円 ★送料はゆうメールで130円(代引除く特約、Y67-15 |