西岸良平《題名》夕焼けの詩2 レモンティーのみた夢(初)、《出版社/発行年/サイズ》小学館/ビッグコミックス、1975初、B6 ★(店主)収録の「夢野平四郎の青春」は1972年第8回ビッグコミック賞佳作一席の入選作品、このデビュー時に読んでいますが、既存のマンガ家に無い個性的な絵柄にインパクトがありました。その当時も思ったのだが、太宰治のデビュー作品集は『晩年』、そして「夢野平四郎の青春」は定年を迎えた友人に再会するという話で、★(私だけ?)収録の「狂った映像」(1972年作品/第三作品か?)を再読するその度に、かなりの昔にテレビで観た映画「カプリコン・1」(1977年作品)を思い浮かべてしまうのは私だけだろうか? ウィキペディアWikipediaによると「アポロ計画捏造説を主張した最初の出版物はビル・ケイシングが1974年に出版した“We Never Went to the Moon”(我々は月に行ってなどいない)であるとされている。」とのことだが、フィクションのSF小説ならば捏造説的な作品はありそうに思うけど…。この西岸良平「狂った映像」(こっちは映画カプリコン1と同じ有人火星探検宇宙船の話)はなかなかの着想で、1972年発表作品ということは時期的にも結構早かったのでは…。その内にまたいつか古本屋で買って本書を手にした時にはやはり映画カプリコン・1を想起するのだろう。というのも第1巻とこの第2巻は手放してもまた買ってしまう最もお気に入りの西岸良平作品集だから。 ★本の状態は並下〜不良、小口少ヤケ、カバー折り返し部分痛み・上下端痛み少破れ、総237ページ、定価450円 ★送料はゆうメールで90円(代引除く特約、Y65-08 |