駕籠真太郎《題名》パラノイアストリート 全3巻(奇才が贈る奇想/絶版)、《出版社/発行年/サイズ》メディアファクトリー/MFコミックス、2000〜2初、A5 ★(店主)伊藤潤二の作品には色んな変てこな町が登場して楽しませてくれましたが、駕籠真太郎の本作は、松田優作に憧れて探偵稼業を始めた黒田とその女助手が“ハードボイルド”を求めて地方の町々を宣伝しながら車行脚するという設定で、連載の毎回が風変わりな新たなる町となり、探偵二人が“活躍”します。ここまで読んだだけで、面白そうに感じた人にはオススメです。ただし駕籠真太郎の売りもののひとつである“グロ”を受けつけない人は要注意。しかし駕籠真太郎のドギツイこの味にハマルと…。案外と初期作品の筒井ファンにも向くかも知れません。個人的には、あまりメジャーになって欲しくないマンガ家でありますが、一方そこそこ有名になって欲しいものだという気持ちもあり、心は揺れていますけれど、やはりどちらかというと「もっとメジャーに!!」が本音かな。なお本作は作者売りの“エロ”がほとんど無いという珍しい?作品です。…と書いたのは、以前に手放した時のコメントですが、古本屋で見つけたらまた読みたくなって、再購入してしまいました。結構気に入っているシリーズだったようです。 ★本の状態は並、小口地少痛み、カバー上端少痛み、定価(本体)各900〜980円 ★送料はゆうメールで350円、Y61-09 |