(夢の屋によるまえがき) 私がまだマンガの貸本屋をやっていた頃、 小学館、講談社などから出されていた各種マンガ雑誌に、 「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」緊急アピールという意見広告が掲載されました。 “「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」を考える”掲示板 で確認すると、2001年5月のことだったようです。
(「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」のホームページ→http://www.comicnetwork.jp/)
この掲示板での私の書込みを確認したら、2002.4/21のことですが、 「そのページはもう無くなったのか、リンクではたどれませんが、Googleのキャッシュで見ることができます。 漫画家・みやわき心太郎氏による『21世紀のコミック作家の著作権を守る会』に対した緊急アピール?!! ということで、あの「まんだらけ」サイトの「マンガアニメチャンネル」というコーナーにあったページのようです。」 つまり、マンガ家・みやわき心太郎氏が古本屋「まんだらけ」のサイトに意見を掲載したものの、 私が検索でたどりついた時には、もうすでに「まんだらけ」のサイトから削除されていたというものです。 一時期そのキャッシュを使って、その意見を無断でリンク紹介していたのですが、 あくまで“無断”でしたので、一定期間後にリンクをはずしました。 私自身はちょうどその2002年の秋で、 商売として成り立た無くなった“マンガの貸本屋”を廃業したこともあって、 それに関連した話題への興味も少し減り、前記の掲示板への書き込みもストップしてしまいました。
それからもう5年以上経ちましたけれど、昨年来、古本屋仲間の好友堂さんつながりで、 秋田在住のマンガ家・美和剛さんと掲示板やメール、 更にはスカイプ(ネット電話)を使って色々話すようになりましたが、 その美和さんとの話題に、仲が良くて今でも深い付き合いがあるという “みやわき心太郎”さんの名前が何度も登場し、 そして先日、無断でリンク紹介したときの意見のキャッシュ・保存ファイルも見つかったこともあり、 一人のマンガ家の率直で貴重なご意見なので、もしご本人の了解が得られるのなら、 是非正式に転載紹介したいものだが…と美和さんには話してありました。
その美和さんから、「みやわき先生、転載の件OKしてくれましたよ。」とのメールが7/23に届きました。 よって、早速復刻して紹介することとした次第です。 みやわき心太郎氏の文章(2002年)には、全く手を加えておらず当時のままです。 読みやすくするため、段落の頭は一字下げしましたが、文字色も背景色もそのままにしてあります。 なお、ラストに「・・・・・つづく」とありますが、続編は書かれなかったようです。
(2007.7/23)
(注2018/2/8:復刻なので誤字の訂正などは一切せずに「まんだらけ」掲載のままです)
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